こんにちは、安田ケリー(@kry_ysd)です。
このブログを更新するのが約1年ぶりだという事実に、自分でもちょっと引いています。
さて、私は現在、東京某所でアルバイトをする傍ら、映像に関する創作活動をしながら生活しています。
コロナパンデミックによりアルバイトを長期に渡って休んでいる今、家にいる時間が増えると同時に自分と向き合う時間も多くなりました。
そんな中、これからやっていきたいことがやっとまとまってきたので整理します。
これは特に、前職場を辞めた今でも気にかけてくださっている高知の先輩方に読んでほしいと思って書いている記事です。
これまでやってきたこと
2018年5月、2年間勤めた会社を退社。
やりたいことが人一倍多かった私は、まずは何からやるべきかを考え、同じ年の11月からカナダへ留学することにしました。
留学中にやりたいことが増え、予定をかなり早めて2019年3月に帰国。すぐに上京し、2人組YouTuberとして活動を開始しました。
しかし、事情により同年8月頃に活動を停止。視聴者の皆さんにきちんとした挨拶もできずに、チャンネルに幕を下ろしてしまいました。(この場を借りて謝罪致します。皆さんの応援がとても励みになっていました。本当にありがとうございました。)
東京にいる理由を消失、迷走
活動拠点が東京だったのは元相方が住んでいたからであって、その活動が終了したこの夏以降、私は東京に住み続ける理由を失ってしまいました。
しばらくは映像とはまったく無関係なアルバイト(飲食店での接客)をしながら、海外旅行をしたり地元高知に帰ったりと、わりと忙しく過ごします。
YouTuberは辞めても動画編集への熱は冷めなかったので、個人チャンネルである【Kerry’s-ケリーズ-】にアップするための仲間たちシリーズの動画制作に力を入れるようにもなりました。(このチャンネルを見てくれている方々からたまに「高知のYouTuber」と呼ばれますが、企画に沿って動画をつくっているわけではないので、私の感覚的にはYouTuberではありません。2人組YouTuberだったときは企画内容を考えた上での撮影と編集作業だったので、それと比べると動画内容に試行錯誤することなく普段の日常をなんとなく切り取り、力を入れているのは編集のみというこのチャンネルの動画は、YouTuberとはまた違う気がします。“動画クリエイター”とかかなあ。)
映像のお仕事を個人で頂いたこともありました。これは私の映像クリエイターとしての、一番最初の実績となりました。(ダンサー/P-DO様)
とはいえ、生活していけるほどの量の映像の仕事をもらえていたわけではありません。収入のほとんどはアルバイトで稼いだお金です。
これでは高知で会社勤めをしていたときと同じだし、もっと映像に関する仕事をしなければと思う一方で、本当にこの東京で就職していいのかと自問自答する日々が続きます。良さそうな求人情報を見つけても、なんだかいまいち応募に踏み切れずにいました。
高知へ帰ろうと思ったことも何度もあります。家族や仲間も「帰ってきいや」と声をかけてくれるし、大好きな彼らと一緒ならまた楽しい毎日が送れる。生活コスト(主に家賃)も下げられるし、今思えば最高やん高知!と。
しかし、高知で生活するにあたっての問題は仕事面です。フリーランスで活動しようにも私にはまだ映像技術が足りないし、高知で映像関係の人脈があるわけでもないし、YouTubeの個人チャンネルもまだ収益化できる条件にすら達していません。
将来フリーで活動することを視野に入れるなら、技術を磨きながら経験を積むために一旦就職してみるのが一番だという結論に辿り着いてはいたのですが、高知には映像関連の会社がほぼありません。(まったく違う仕事に就いて、動画は趣味で…という選択肢も思いついたけど、それでは以前と同じことになるなと思いとどまり、これはどうにもこうにもいかなくなったときの最終手段にとっておくことにしました。)
関東在住安田
一度はそうなったのですが、重い腰が全然上がりません。会社の数が多すぎて何を基準に選んだらいいのかわからないし、やはり東京で就職することに対して何かが引っかかります。
求人を一つ一つ見る気も失せてだらだらと過ごしていたら、このパンデミックでアルバイトどころか外出すら自粛しなければならない状態になってしまったというわけです。
東京に合わせるのを諦める
東京で就職することに対する違和感の正体が、最近やっとはっきりしました。東京に合わせることが苦痛だったのです。
空の狭さ、バカ高い家賃、毎日の満員電車、希薄な人間関係、いつ行っても人がぶつかってくる渋谷、ぶつかってきても謝らない人々、絶望的に通じない土佐弁、流されるボケ、「高知って関西じゃん!」としつこく主張(?)してくるおばかな方々(高知は四国ですので関西ではありません、西日本ではありますが。)…
挙げるとキリがありませんが、自分でなんとかできるものではない問題が多く、高知に住んでいたときの方が幸福度が遥かに高かったということをひしひしと感じます。
楽しくないのは自分が楽しくしようとしていないからだ!と、上位5位にある最上志向の資質を発揮し、外に出かけては新しい友達作りに励んでみた時期もありました。
結果ですが、その場では盛り上がっても大体は“次”が無く、継続的に付き合える友達が未だに1人もできていません(休みの日に遊んだりするのは高知出身東京在住の友達かバイト仲間数人のみ)。
25年もの間、親密な人間関係を築くのが当たり前な高知と関西地方で過ごしてきた私には、この希薄な人間関係問題が一番耐えられませんでした。
この通り、東京に馴染む努力は十分にしたんだぞ!…と今この一文を書いてみても思うんですが、
土佐弁安田
ということに気づいてしまいました。
何せ、私はここに住み続けたくて住み続けているのではありません(言ってしまった)。
一度会社に就職してしまうとそう簡単には辞められないし、そうなればこの幸福度の低い東京でこの先もしばらく過ごしていかなければならなくなります。想像しただけで泡吹きそう。
そんなの嫌だ!と思って考えに考え抜いた末、
西日本出身安田
という選択肢を思いつきました。
慣れ親しんだ土地への移動を決定
関東の文化はどうしても受け入れられないし、自分がそれに染まるのも嫌だ。
かと言って、高知に帰ろうにも仕事がない。
ということで、東京よりも慣れ親しんだ土地・大阪に移動することにしました。
家賃も東京ほどは高くないし、映像の会社もあるし、酒仲間もいるし、高知に帰りやすいというのも理由です。
大阪にも住んでみたかったし(以前住んでいたのはギリギリ兵庫県でした)。
そして何よりも、関西は人が暖かいということがすでにわかっているから。
見知らぬ人と気軽に会話するニューヨークの日常は、我が地元高知や大阪京都と似ている。
京都ぶらぶらしゆうときに市バスで会話したおばあちゃんとかうどん屋の待ち時間に話した夫婦のこと思い出した。
知らん人に話し掛けるとか関東でやったらびびられるがやろなあ。
私は私でおりたいき西に戻るわ。— 安田ケリー😈 (@kry_ysd) May 9, 2020
また、会社に入って経験を積みたいというのに加え、高知の仲間たちの動画も続けていきたいという思いもあります(ゆくゆくは人気チャンネルに成長させ、仲間たちのことを有名にするのが密かなる野望です)。
大阪なら就職したとしても2連休あれば帰省できるので、YouTubeもこれまで通り続けていけると考えました。
高知県民安田
実は早速、大阪のとある会社の求人に応募済みです。縁があれば受かるし、なかったらなかったで次の求人を探すのみ。
仕事が決まらないと住居を探せないのでいつになるかはわかりませんが、とにかく大阪への移動は決定事項です。
やりたいことを一つずつ
次は大阪で映像の会社へ!と決めたところで、「やりたい」と思ったことを一つずつ達成できていることに気がつきました。
自分が目指していきたいもの(当時はトラベルブロガー)に出会ってからやりたいことが一気に増え、実際に行動に移した留学とYouTuberもその中に含まれます。
ずっと前に興味があった東京での生活も、こうして経験してみることができました。
あのとき会社を辞めていなければ、留学も上京もYouTuberも、結局やらずに憧れだけで終わっていたかもしれません。
留学してみたから旅がもっと好きになったし、前より世界の話題に目を向けるようになったし、英語にもっと興味が湧いて、今ではオンライン英会話のレッスンを毎日欠かさず受講しています。
上京してみたから東京での生活は私には合わないことがわかったし、自分が幸福だと感じられない場所で我慢して生活する必要はないことにも気が付きました。
元相方と2人でYouTuberをやってみて学んだこともたくさんあります。
どれも実際にやってみたからこそ前に進めたし、今進めている大阪就職計画も含め、やりたいことを着実に達成できていっているなと感じました。
続けることももちろん大切だけど、毎日生きていれば価値観や考え方も変化するのが人間です。
やりたいことは一通りやってみて、あとからその中のどれかをもう一度やってみるのもアリだと私は思います。東京にももしまた住みたくなったら戻ってきたらいいしね。
これからも自分に素直に生きていきます
今のこの騒ぎにより、自分のことのみならず、飲食店業界の将来性や今後の社会に関することなど、あらゆることを考えさせられました。その中で出した今後の選択肢が以上の通りです。
新しいことへの挑戦はいつも不安だけど、この不安を乗り越えないと私の“やりたいことリスト”がいつまで経っても増える一方なので、今回もまた挑戦してみます。
いつも気に掛けてくださっているボスと前職場の方々に感謝します。長い間支えてくれている家族と、私の一番の宝物である高知のなかよしお寿司とゆかいな仲間たちにも。
高知は休業要請が解除されましたが、外出するときはくれぐれも気をつけてくださいね。
いつも皆さんとあなたたちと君たちの安全を願っています。
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