こんにちは、オーストラリアでワーホリ中の安田です。
結局何もかもが回ってこなかったマーガレット・リバーを脱出し、超微弱なコネがないことはないワーナー・グレンのデイリーファームに凸してみたものの、そこでも仕事にありつけなかった前回。
そのデイリーファームで1泊させてもらえることになり、ビールももらったりなんかしちゃう我々はマジでめちゃくちゃラッキーです。ありがとうみんな!
前回の記事:
ウチラのぜーんぶ運任せ!ひたすら数打ちゃいつかは当たるハッピーラッキーヒッチハイク旅13日目の本日は、依然仕事を求めて次の都市へ!もりもりが新しい技をぬるっと披露しちゃったりなんかしちゃって!マジ卍!
目次
本日の最終目的地はマンジマップ
もしもワーナー・グレンのデイリーファームで仕事にありつけなかったらここに行こう!とだけ決めていたのが、ワーナー・グレンから123km、車で約1時間24分のところにあるマンジマップ(Manjimup)。
比較的大きそうな街、ナナップ(Nannup)とブリッジタウン(Bridgetown)を通るルートで、本日はそのマンジマップを目指します。
爆笑安田
きょとんもりもり
え?みんな思うよね?マンジマップってとこ読んだ瞬間思ったよね?「マジ卍やんw」って思ったよね!?ねえ!?
以前ドニーブルックで知り合った日本人の女の子たちに話すともりもり同様きょとんでしたが、高知のゆかいな仲間たちはもれなく全員安田と同じ反応をしました。うーん、同類。
大慌てでアレクサンドラ・ブリッジへ
朝早めに起床し、仕事に向かうオランダ人彼女に道の途中で降ろしてもらえないかと頼むと、忙しいからと断られてしまいました☆
が、代わりに本日休日の彼氏さんが送ってくれることに。「じゃあ10分後に!」と言われ、それまでのんきにスープをしばいていたウチラ、大慌てで熱々のスープを飲み干し、爆速で荷物をまとめ、疾風のごとく車に飛び乗ります。
途中で牛の大移動に遭遇!この辺一帯は昨日のオーナーのファームのようです。
(牛の横断待ち)
失われたドンタコス
約5分後、昨日も通ってきたアレクサンドラ・ブリッジ(Alexandra Bridge)に到着。本日のウチラのヒッチハイクはここから始まります。
手を振って車を見送っていると、もりもりが突然「あっ!!!」と声を上げました。
嫌な予感安田
アセアセもりもり
(「帽子」)
唖然安田
そういえば今回急ぎすぎて最終チェックしなかったなあ。忘れ物確認大臣としたことが。スマン。
切り替え爆速もりもり
普段の声色でそう言ってリュックの奥底から取り出したのは、年季の入ってそうな紺のキャップ。これまでのドンタコスハットのようなインパクトはまったくありません。
というか、もりもりの様子があまりにもあっさりしすぎていて逆に安田が動揺。
アセ安田
きっぱりもりもり
だから高級イヤホンも失くしちゃったらしい。なるほど。
ブロガー安田も最悪パソコンとスマホとハードディスク(とパスポートとカード類)さえあればなんとかなると思って旅をしてはいますが、今まで使っていたものをいざ失くしてしまったらもうちょっとショックだと思います。
執拗に残念がらないというか、切り替えが鬼ほど速いもりもり、ある意味憧れる(さては相当場数踏んでるな?)。
てゆーかそんなことよりも、このドンタコスハット忘失事件を受け、ブロガー安田が真っ先に思ったのはもちろんこれ。
超ブロガー安田
色々な案を出してみましたが、結局こうなりました。
New!もりもり
もりもりのアイコンはこの先も一生帽子縛りでいきます。彼が帽子を被っている限り。
ひたすら歩いた中で開催された茶番の数々
アレクサンドラ・ブリッジで降ろしてもらったはいいものの、ここもどうやら車の通りが少ない様子。
(シーーーン。)
少しでも前に進むために、大荷物を持って歩き始めます。
わくわくもりもり
本人たっての希望で、一旦全部の荷物をもりもりが持って歩いてみることに。
前と後ろに自分のリュックを背負い、右手にイガ(IGA)の保冷バッグ、左手に安田のバックパック(8kg)を持ち、さらに安田のスーツケース(27kg)をゴリゴリ引きずります。
爆笑安田
真顔もりもり
相当重かったみたい。
少し歩いた先で見つけた公園で休憩がてらブランコをしていると、いとも簡単に置いていかれそうになりました。危ない危ない。
そこからさらに歩いていると、こんな標識を発見。
ノリノリ安田
真顔もりもり
ペーパーゴールド安田
ケラケラもりもり
んなわけあるかい。人っ子一人おらんわ。
突如、我々の行く道のちょっと先にカンガルーが出現。こちらの様子を伺っていましたが、動画を撮ろうとすると去っていってしまいました。
しょんぼりもりもり
真顔安田
【1台目】アレクサンドラ・ブリッジから小さな売店
そんなノリで1時間半ほど歩き、その辺の木陰で何度目かの休憩をしていたところ、一台の車が近づいてくるのが見えました。
もりもりがビッグ親指を掲げるも、今回もスルーされてしまいます。
疲労もりもり
本日20回目くらいの絶望を味わいながらなんとなく後ろを振り返ると、先ほど去っていった車がUターンしてくるではありませんか!
乗っていたのは犬を連れたワイルドなおっちゃんで、「すぐそこにある売店まで乗せてやるから荷物乗せろ!そして飛び乗れ!」とのこと!
マンキンオタク安田
大喜びもりもり
【2台目】売店からナナップ
売店の前で降ろしてもらい、あなた絶対にビリーですよね?みたいなワイルドなおっちゃんにお礼を言って見送ります。
このおっちゃんとの出会いが転機だったのか、そのあとすぐに一台の車が通過。プロヒッチハイカー・もりもり、もちろん即座にキャッチ!
運転手の男性と話してみると、「釣りに行く途中にナナップ(Nannup)を通るから乗せてあげるよ!」とのこと!それはアツい!!
すでにいっぱいだった車内の荷物を無理やり寄せてスペースを作り、我々の荷物を押し込んでくれました。
ニュージーランド出身の彼、今はオーストラリアに住んでいて、休日はこうして仲間と釣りに出かけるのが趣味なんだそう。
おしゃべりすること約40分(TOYOTAの車はいいよ〜!って褒めてた!幸!)、ナナップに到着!
別れ際、「何かあったら連絡して!」とFacebookを教えてくれました。やさ!
(バイバーイ!の様子)
すぐ近くにあった売店でお菓子を買って、店前のテーブルでお弁当タイム!
通りすがりの犬を連れたおじいちゃんが、「ピクニックかい?」と声をかけてくれました。見ず知らずの人にも普通に話しかけるこの文化、高知かよ!最高!
安田愛用のスーツケース、ついに破損
つかの間の休憩後、お次はここから46.3km、車で約36分のブリッジタウン(Bridgetown)を目指します。
(途中で見つけたカンガルー注意の標識)
綺麗に整備されたサイクリングロードを、愛用しているスーツケース(名前はキャサリン)を引きずりながらひたすら歩くこと約30分。
キャサリン最近嫌な音がするな〜とは思ってたんですが、ここへ来て明らかに引き心地が悪くなったのでちょっと調べてみると、
絶望安田
キャスターの1個が完全にちゃがまって(土佐弁で「壊れて」)ました。がーん。
【3台目】ナナップからブリッジタウン
切望安田
角度を変えながら残りのキャスター3個を駆使して歩いていると、さらに約30分後、ついにもりもりが車をGET!
60代くらいの優しいご夫婦で、ブリッジタウンまで乗せてくれることに。マジ神!
乗車後間もなく見えてきた景色に、もりもりと共に唖然。ブリッジタウンまではどうやら山を超えるようで、長い坂が続いていました。
唖然安田
唖然もりもり
(ずーっと農場)
オーストラリアについての話題で盛り上がりながら約30分後、ブリッジタウンに到着!
このご夫婦には、このあともたくさんお世話になっちゃいました。マンジマップまで行けなかったらブリッジタウンに滞在するかもと話していた私たちのために、知り合いのカフェに仕事のことを聞きに行ってくれたり(残念ながら不在)、ビジターセンターに連れて行ってくれたり(週末のためすでにclose)、街の宿泊施設に電話をかけて料金を聞いてくれたり。
ウチラの協議の結果、今日はまだ時間があるからマンジマップまでのヒッチハイクにトライしようということになったと話すと、車の通りのある分岐点まで乗せていってくれることに。
一緒に写真を撮って、ハグしてお別れ。「くれぐれも気をつけて、何かあったら連絡してね!」と、本当に暖かいご夫婦でした!
(Thank you~~~!)
毎日仕事して家に帰ってたまに友達と遊んで…という“王道ワーホリ”をしていたら出会えない人たちと出会えるのが、ヒッチハイク旅の醍醐味だなとしみじみ思います。
ケアンズにはケアンズの、エアにはエアの、ドニーブルックにはドニーブルックの楽しさがもちろんあったけど、毎日いろんな人と関わることができるこのヒッチハイク旅が今のところ一番好き。まーじでもりもりのおかげ。XXX。
初めてのキャラバンパーク見学
降ろしてもらったところから再び歩きながらヒッチハイクを再開。
途中にキャラバンパークがあったので、ちょっと見学させてもらうことに。
私たちのようなテントやキャンピングカーを持っていない人向けの部屋はこんな感じです。
(キッチン付き!)
テレビショッピング安田
コチラ、1泊AU$120〜だそう。
冷静もりもり
世知辛い世の中だぜ。
今までで最長!本気で車が捕まらない!
キャラバンパークあたりから先が上り坂になっていて、荷物を持ってこれを登るのはキツイぜ!ってことで木陰に荷物を置いて車を捕まえることに。
途中からもりもりだけが来た道を少し戻って日向でトライしてくれるものの、車は一向に捕まらずなんと2時間が経過。この日までのヒッチハイクで間違いなく最長の待ち時間です。
ショック安田
途中、苦肉の策として近くにあった屋外ボーリングクラブ的なところに凸。
ついさっきまでなんだか大会のようなことが行われていたので、クラブのメンバーの中に誰か乗せてくれそうな人がいないか調査してみたものの、
報告安田
真顔もりもり
わろりんぬ安田
本当にマジで?ってくらい一向に車が止まらないので、このブリッジタウンで1泊することも視野に入れ、宿泊施設をマップで調べます。
疲労安田
疲労もりもり
プチびっくり安田
今「イガ(IGA)」って言わんかったぞ!「アイジーエー(IGA)」って言ったぞ!ウチラいっつも「イガ」って呼んでるのに!なんか寂しい!!!
街の方に行く途中、芝生のある場所を発見。
瞬時に荷物をほっぽって芝生に寝転ぶ限界ニキ・もりもり。
ゴロゴロもりもり
提案安田
プロ思考もりもり
そう言い残し去っていったもりもりを待つこと約1時間。
超大声もりもり
声がした方を見てみると、もりもりが手を上げてこちらに走ってくるのが見えました。
釣られてこちらも手を上げると、そのままハイタッチ。
超笑顔もりもり
なんとついに、マンジマップへ行く車を捕まえたとのこと!!!さすがプロヒッチハイカー!!!素敵!!大好き!!!食べちゃいたい!!!!!!!
【4台目】ついに!ブリッジタウンからマンジマップ
マジで救世主!我々には超輝いて見える車の持ち主は、マンジマップが地元のいろんな意味でマジ卍なヤング2人組。自慢の改造車でドライブしていて、これから地元に帰るんだそう!
「後ろの座席ないけどいい?」とのことで、待って座席ないって何?と思いながら乗り込んでみると、マジで座席がありませんでした。
どう説明したらいいかわかりませんが、とにかくあらゆるものがむき出しです。
シフトレバーもご覧の通り。
(ザ・改造車!すげえ!)
出身を聞かれたので日本人だと答えると、同時に歓声を上げるヤング2人組。
どうやら大の日本好きなようで、よく見ると車のフロントガラスにカタカナで「チョップ!」の文字が!
(「チョップ!」)
意味は不明ですが、意味が不明な日本語を大改造するくらい愛用している車に取り入れるくらいなので、これはかなり相当な日本好きだと思われます。うれしいじゃないか。
道中、「こんな車乗ったの初めて!?」とか「ハイスピード試してみる!?」とか、無邪気すぎるテンションが楽しかった!若者眩しい!
なのに、ジャパニーズ・スラングである「卍」の意味を教えてみたときはあんまり盛り上がりませんでした。英語ムズ。
本日のお宿GET!ついでにマンジマップ散策
親切に宿泊施設まで送り届けてくれた日本大好きマジ卍なチョップ!ヤング2人組に超感謝Yeah!し、一緒に記念撮影。
彼らは「三菱ナンバーワン!」と言い残して去っていきました。CMかよ。
さて、目的地には無事に到着しましたが、我々の仕事はまだ終わりではありません。
本日の寝床を確保すべく、目の前の宿泊施設に凸!
…したものの、レセプションは閉まっているし、表には「ここはno longer(もはや)宿泊施設ではない」との張り紙が。
疲れたよパトラッシュ安田
どうしたもんかと考えていると、外にいたここの住人と思われる人たちが声をかけてくれました。「この道路を挟んだ向かいにも宿泊施設あるから行ってみな!」とのこと。
教えてくれた建物になぜか裏口から入り、受付っぽいところでスタッフの女性に空き状況を確認すると、1週間AU$160(約¥14,400)で部屋の空きがあるそう。ラッキー!
決断もりもり
ケリー氏安田
お金を支払ったあと、早速部屋へ。
狭くないし汚くもないていうかむしろ綺麗だし、なんとバスルームも部屋の中にあるじゃないか!わーい!
棚もあったので、昨日もりもりがくれたタンブラーを見えるところに配置しました。キャワイイ!
(これで毎日目が合うよ!るん!)
荷物の整頓もそこそこに、早速館内を散策。まあまあ広いし住人の数も多そうな雰囲気です。
キッチンでその辺の人たちに声をかけて話を聞いてみると、主に東ティモール、他にはトンガやソロモン諸島から働きに来ている人たちがここに宿泊しているそう。
彼らはエージェントを通して仕事をしているらしく、ウチラも仕事をGETできるかもという期待が高まります。
ついでにホテル周辺の散策へ。
我らがColesとWoolworthsはもちろん、激安の殿堂・リジェクトショップやレッドドットもありました。
イチゴは最後派安田
多分イチゴからいくもりもり
うん。気になるところ全部回ろっか。
知られざるもりもりの技
とはいえすでに夜だったので見るところもあまりなく、ぶらっと歩いただけで帰宅。
1階の共有スペースの隅の方にピアノがありました。おもむろに近づいていき、椅子に座って鍵盤蓋を開けたもりもり。
ピアニストもりもり
驚愕安田
なんとこの人、慣れた手つきで曲を弾き始めたではありませんか。
猫踏んじゃったしか弾けない安田、もちろんクラシック的なのにも疎いので誰の何の曲かもわからなかったんですが、ちゃんと弾ける人が弾く曲でした(語彙力)。
てかピアノも弾けるんかい。すげえなアンタ。
感激安田
突如始まったもりもりのリサイタルのおかげで、この日は穏やかな気分で就寝。青空のもと大草原で寝ている夢を見た気がするレベルの安眠でした。ぐっすり。
伊達ではなかった「プロヒッチハイカー」の異名
一時はマジでどうなることかと思いましたが、本日もワーナー・グレン→アレクサンドラ・ブリッジ→ナナップ→ブリッジタウン→マンジマップで、当初のイメージ通りに到着!
間違いなくこの日が今までで一番過酷なヒッチハイクdayやった。
長時間日向で粘ってくれた上にイガ(IGA)までキャッチしに行ってくれたもりもりには、一年分の感謝の言葉とともに一年分のお水を差し上げたいです。そんな気がします。
ギリギリで卍マップのヤング2人組を連れてきたときはこの人ほんまにプロやなと思った。まじリスペクト!今日もありがとう!
つーわけで、ウチラの超ギリギリdakedo運が尽きることはない超ラッキーヒッチハイク旅13日目、無事にマジ卍マップに到着!超もりもりのおかげ!
楽天家安田
次回!マンジマップで情報収集開始!ウチラは今度こそ仕事にありつけますか?今日から安田の「田」でもいいからここで働かせてください!カオスなキッチンでお料理もしちゃう!
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