こんにちは、オーストラリアでワーホリ中の安田です。
初めて海外で髪を切り、基本形態である前下がりボブスタイルの安田に戻った前回。
欲を言えばハイライトを入れてカラーもしたかったんですが、料金以上にクオリティが心配だったため、いつか日本に帰国するときまで我慢することにしました。アイビリーブジャパニーズクオリティ。
前回の記事:
本日、約束の金曜日!ウチラの仕事がしたいのは山々なのにジョブエージェントに待たされまくっているヒッチハイク旅12日目は、ついに仕事が回ってこなかったマーガレット・リバーを脱出し、微弱すぎるがコネがないことはないデイリーファームへ凸!あっこらそこ、不安しかねえとか言わない!
目次
安田、今年一ハッピーな出来事
今日も朝からSIMを求めて三千里、ついでにスーパーアニュエーション(オーストラリアで働く人の義務的な年金積立制度)への加入云々のために外に出ていたもりもりですが、「何も解決しなかった!」と残念な発言をしながらバッパーに帰ってきました。
複雑な表情もりもり
ちなみに安田のSIMは格安のamaysim、スーパーアニュエーションはAustralian Retirement Trustです。参考までに。
何かを思い出したもりもり
はてな安田
踏んだり蹴ったりの複雑な表情から一変、もりもりが唐突にリュックから取り出したものは、
なんと安田が昨日一目惚れしたあのタンブラーではありませんか!!!
超驚愕安田
真剣もりもり
この間、ウチラの毎朝恒例の茶番であるプロテイン制作劇場を繰り広げていた際、もりもりが安田のチャチなタンブラーを多分誤って落としてしまい、底の方に小さな亀裂が。
高価なものでもないし(てか100均)問題なく使えるので気にしていなかったんですが、やさしいもりもり、昨日の私のInstagramを見て買ってきてくれたのでした(関西弁男子に「Woolworthsの横のレッドドットっていうお店で見つけてさ〜、」って話してたのも何気に聞いてたらしいすごい)。
ほんとはやさしいもりもり
超絶ごきげん安田
まーじで今年イチうれしかった!!!!!キャーーー!!!!大事にする!!!!!!!!もう今日ずっとご機嫌よ!!!わーーーーーい!!!
忘れ物大魔王と忘れ物確認大臣
だーいすきなもりもりからもらった超キャワイイ目玉タンブラーを大事に大事にしまい、超超ごきげんでパッキングを終え、お昼過ぎにバッパーを出発!
さらば、仕事も別のバッパーも何もかもがいつまでも回ってこなかったしょっぱすぎるマーガレット・リバー!
(ウチラの全荷物)
忘れ物確認大臣安田
忘れ物大魔王もりもり
実は前回マーガレット・リバーに滞在していたときに、ホテルに高級イヤホンを忘れたらしい忘れ物大魔王もりもり。
その話を聞いたとき、今後は安田が部屋の最終確認を行うことがウチラの中で暗に決定しました。
で、その高級イヤホンを忘れたホテルが、実はこのバッパーから徒歩3分圏内。
もじもじもりもり
光の速度で察し安田
びっくりもりもり
魔女安田
感動もりもり
巷では魔女と呼ばれている察知能力が異常に高い安田、もりもりの言いたいことなんざすぐにわかります。
そっこー確認しに行ったもりもりですが、残念ながらその高級イヤホンが見つかることはありませんでした。私は今後忘れ物確認大臣として全力を尽くします。
本日の最終目的地はワーナー・グレン
本日我々が目指すのは、マーガレット・リバーから30.1km、車で約25分のワーナー・ グレン(Warner Glen)です。
イメージはこんな感じ。
懸念点としては、見た感じタウンですらなさそうな僻地感たっぷりのワーナー・グレンに行く車が都合よくいるかどうか…というところ。
ところでなぜここを目指すのかというと、ウチラの知り合いがかつて働いていたデイリーファームがここにあるので、いきなり凸ってあわよくば仕事をGETしてやろう!という魂胆です。
凸大好きもりもり
これが吉と出るか凶と出るか、このときのウチラは知るよしもありません。
【1台目】マーガレット・リバーからウィッチクリフ
今日も(もりもりが)ヒッチハイクを開始し、わりとすぐに1台の車が停車。さすがプロ!
お姉さんがマーガレット・リバーの隣のウィッチクリフ(Witchcliffe)まで乗せてくれることに。
(本日もドンタコス氏)
約10分でウィッチクリフに到着!
動画撮影中もりもり
ジジ派安田
その地名の通り、ウィッチ(魔女)の絵をいくつか見つけました。え、もしかしてほんとに魔女の宅急便の?(※んなわけ)
【2台目】ウィッチクリフからカリデール
ウィッチクリフでももりもりがビッグ親指を披露しちゃったりなんかしていると、1台のバンが停車。
運転手さんと話してみると、途中まで乗せてくれることに!
わくわく安田
後ろの席に5、6人乗っていたので話を聞いてみると、今は仕事の帰りでこれからもっと南にあるオーガスタ(Augusta)に戻るそう。
東ティモール出身の人たちで、みんな陽気に声を掛けてくれました。一緒に写真撮ったりなんかしちゃって!
話していたらワーナー・グレンへの分岐点をうっかり逃してしまったので、カリデール(Karridale)で降ろしてもらうことに。
予定とは違うルートになってしまいますが、このカリデールからワーナー・グレンまでは車で約12分です。
脇汗ダンスを披露する男
カリデールに到着し、つかの間の旅の仲間とお別れ。
見るからに何もない場所ですが、ワーナー・グレンまでは行けなくても、分岐点であるアレクサンドラ・ ブリッジ(Alexandra Bridge)までたどり着ければこっちのもんです。
車を捕まえるべく、(もりもりが)スーツケースをゴリゴリ引きながら再びビッグ親指を掲げます。
…掲げているはずなんですが、一向に車が捕まりません。というか通る車が極端に少ねえ。
途中で見つけた木陰に荷物を下ろしたもりもり、突然草の上に寝そべり始めました。
奇行もりもり
爆笑安田
泣き真似もりもり
かと思えば、急に立ち上がって脇をパタパタさせる謎の踊り(安田はこれを「脇汗ダンス」と呼ぶ)を披露。奇行満載。おもしれー男。
口座振込OKなオーストラリアの良心市
もりもりがいくら奇妙な行動をしても一向に車が捕まらないので、仕方なく歩くのを再開。
重い荷物(主に安田のスーツケース)を持っての徒歩移動はまあまあキツイので、木陰ごとにちょっと休むスタイルです。
何もない道をヘロヘロ歩いていると、途中で良心市を発見。
(突如現れた良心市)
冷蔵庫の中には、このファームが作っているだろうと思われるオリーブの瓶詰めやその他オリーブの加工品、新鮮そうなレモンも入っていました。
張り紙には「現金を持っていない場合はこの口座に振り込んでね」と書かれています。スマホのアプリで簡単に送金ができるオーストラリアならではですね。高知は現金オンリーやぞ。
【3台目】カリデールからアレクサンドラ・ブリッジ
カリデールで降ろしてもらって約1時間半後、ついにもりもりのビッグ親指が1台の車を捕まえます!きゃー!さすが!素敵!寿司奢って!
おじちゃんが乗せてくれたおかげでなんとかアレクサンドラ・ブリッジまでたどり着き、ようやくゴールが見えてきました。
マーガレット・リバーから車で約25分とはいえ、運に頼るしかないヒッチハイク旅はなかなか思い通りにはいきません。
ビッグ親指もりもり
エニアグラム「楽天家」安田
【4台目?】アレクサンドラ・ブリッジからワーナー・グレン
で、相変わらず重い荷物を持って歩いていると、前方から車がやってくるのが見えました。
対向車線なのでガン無視をキメようとしていると、我々に近づくにつれなぜかスピードを落とし、しかも窓を開け始めたその車。
マダム
疲労で英語が出てこない安田
マダム
ピンときがち安田
直感を信じ尋ねてみると、このマダム、なんと我々が今目指しているデイリーファームのオーナーでした!ここで会えるなんて超ラッキー!
事情を説明していると、「ちょっと郵便局行ってくるから待ってて」と言い残して去っていったマダム。自由やな。
何はともあれ、これで本日の目的地であるワーナー・グレンには到着したようなもん!ウチラまじ運いいじゃん!
強運安田
強運もりもり
ワーナー・グレンに仕事はあるのか…!?
数十分後、戻ってきたマダムに「私たちは仕事を探していて、このファームは知り合いに教えてもらって来た」という旨を伝えます。
するとマダム、こう一言。
マダム
はいやまったー(土佐弁で「しまった、やってしまった」)!仕事ないって!
マダム
そりゃそうです。文明が開化しまくっているこの時代に、アポなしでいきなりこんな僻地に凸してくる奴がいるなんて誰も思いません。こいつら「電話」って知ってるのかな?
詳しい話を聞くと、3週間先までは仕事もないし、宿泊先も満員とのこと。
文明ガン無視安田
マダム
時刻は17時半。これからどこか行こうにも、ここから先の情報収集はしていないし、今からホテルを探す気力もありません。
「泊まるところは決まっていない」と答えると、マダムはどこかに電話。
マダム
なんと!今日だけ泊めてもらえることになりました!働くわけでもないのに!ご好意ありがたや!!!
ウチラが泊めてもらえるアコモデーションに住んでいる女の子がまだ仕事をしているのでそこに案内すると言われ、マダムの車に乗り込みます。
ウチラのデイリーファーム歴、たった数分
到着したところには農場とシェッドがあり、中には何やら巨大な機械が。
初農場安田
動画撮影中もりもり
感動安田
冷静もりもり
わろてまう安田
わろてまうもりもり
仕事キツイらしいよ〜とか1日持つかな〜とか色々言っていたのに、労働ですらない滞在というかただの見学時間、たったの数分。数時間前の自分らが滑稽すぎてもはやニヤニヤしかせん。
親切なオランダ人カップルと「どら焼き」
オーナーに紹介されたオランダ出身の女の子の仕事が終わるまで、その辺の牛と雑談。デイリーファーム界も色々と世知辛いみたいです。お互い大変よねえ。
そうこうしているうちに彼女の仕事が終了し、車に乗せてもらって本日我々がいただくお宿へ。
…とここで、我々が想像していた道とかなり違うことに気がつきます。
爆笑安田
爆笑もりもり
まあまあな急勾配を走ること数分後、アコモデーションに到着。
家のすぐ前まで農場で(というか農場内にポツンと家がある)、牛さんたちが物珍しげにこちらに近づいてきました。
挨拶もりもり
挨拶安田
先住民への挨拶大事。
牛さんたち以外のここの住人(人間枠)は、彼女とその恋人の男性の2人のみ。我々と同じワーホリビザで滞在していて、オーストラリアにはあんまり興味がないから早く稼いで早くアジアを周遊しに行きたいとのことでした。同じワーホリでも目的はそれぞれなんやなあ。
子猫もいたので名前を聞いてみると、「決まってないらしいから私たちは◯◯って呼んでるわ」と言われたその発音が私にはどうしても「どら焼き」にしか聞こえなかったので、この子猫は「どら焼き」ということにします。和菓子恋しい。
ビールを分けてくれて(最強!)みんなで乾杯し、キッチンも使わせてもらって本日のディナーとついでに明日のランチも錬成。
お吸い物の素を混ぜたご飯とジャガイモとツナとチーズ入りのパスタ。炭水化物祭り!
(錬成途中の風景)
毛布やシーツを分けてくれて即席で作ってくれたベッドで就寝しました。寝るところがあるって素晴らしい!
久々の荷物ごとヒッチハイク、師匠に尊敬の目玉を
マーガレット・リバー→ウィッチクリフ→カリデール→アレクサンドラ・ブリッジ→ワーナー・グレンで、本日も無事に最終目的地に到着!
久々の荷物ごと移動のヒッチハイク、車に乗せてくれた人たちと親切なオーナーマダムとオランダ人カップルに超感謝。まじ毎日人に助けられまくって生きてるわ。
今日も重いスーツケースをゴリゴリ引きながらビッグ親指を掲げ続けてくれた師匠(もりもり)には、相変わらず感謝と尊敬しかありません。今世紀最大の感謝尊敬の眼差しを贈呈いたします。目玉のタンブラーありがとう!たまに見せてあげるね!
つーわけで、ウチラの大好きな凸!とにかく凸って凸って凸りまくろう旅12日目、無事に凸成功!本命である仕事GETは失敗したけども!
マイブームは凸安田
次回!車がなかなか捕まらない…前代未聞の高難易度ヒッチハイク!しかもアイツからなんだか嫌な音が…!?てゆーかそんなことよりもりもりの新たな技を目の当たりにしちゃいました☆ウチラ超ラッキーだから何が起きてもだいじょーぶ!そう、We are lucky!
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