こんにちは、安田ケリー(@kry_ysd)です!
皆さんは、「あなたの長所は?短所は?」と聞かれて、すぐに答えることができますか?
主に就職の面接で必ずと言っていいほどよく聞かれるこの質問ですが、自信を持って答えられることができる方は、意外と少ないのではないでしょうか。
ライター安田
そのお悩み、ストレングスファインダーで解決できます。
目次
ストレングスファインダーとは
まず、ストレングスファインダーとは、アメリカのギャラップ社が「人は弱みを改善するよりも、強みに意識を向けそれを生かすことで能力を発揮する」という考え方に基づいて開発したツールです。
苦手を克服するのではなく、得意を伸ばす
幼少の頃、苦手な科目を克服するように育てられませんでしたか?
この本の中には「”子どもたちの最も悪い成績の科目にこそ多くの時間と注意を注ぐべき”というのは間違いで、優秀な成績の科目に投資するべきだ」とあります。
そして、「練習量が同じでも、その才能が生まれつきある人とない人とでは成果の大きさが異なってくる」とも。
つまり、苦手なことは苦手でいいんです。本の言葉を借りて言うと、「わざわざいばらの道を進まなくていい」ということ。
短所ではなく長所を伸ばすことにエネルギーを注いだ方が成長するし、それによって生活の質も向上するという考え方です。
34種類の資質と4つの分類で個人の強みを分析
得意なこと=強み=「資質」は、全部で34種類。それを、以下の4つに分類します。
- 実行力の資質… 物事を成し遂げる方法を知っている。思考よりも行動の優先順位が高い資質。
- 影響力の資質…チームの考えを広く外部に知らしめようとする。周りの人を巻き込む資質。
- 人間関係構築力の資質…強固な人間関係を構築する能力を持ち、単なる寄せ集めよりも大きな力を発揮するチームを作る。みんなと共に行う資質。
- 戦略的思考力の資質…あらゆる可能性に目を向けさせる。情報を取り入れて分析し、適切な判断を下せるようにする。行動よりも思考の優先順位が高い資質。
同社は長年の研究に渡り、成果を上げているチームは、メンバー1人1人の強みがはっきりと分かれているということを発見しました。
この“4つの分類”それぞれに特化した人が集まると、チームに良い効果を発揮します。
1人ですべてをやるのではなく自分の得意なことだけをやり、不得意なことはそれが得意な他の誰かに任せることで、仕事を効率化できるというわけ。
誰とチームを組めばいいのかを知るために、まずは自分の持っている「資質」を明らかにしましょう。
①177個の質問に答えて強みを診断する
まず、この本に付属しているアクセスコードを使って177個の質問に答え、自分の強みを見つけ出します。(こちらから診断を受けることができます)
本のアクセスコードを用いて開ける「資質」は上位5つまでで、6位以下は料金を支払うと見ることができます。
私の診断結果はこのようになりました。(シートお借りしました!:https://jibun-compass.com/bunrui-sheet)
安田ケリーの上位5位の「資質」と、本による「資質」の解説
- 収集心(戦略的思考力)…好奇心旺盛で、より多くの知識を欲しがる。得た知識を整理して保管し続ける。
- 社交性(影響力)…知らない人と出会い、お互いに知り合いたい。周りの人同士が繋がるのを手助けする。
- 最上志向(影響力)…常にレベルアップすることを考えている。他人の強みと向いている仕事を見抜く。
- 未来志向(戦略的思考力)…より良い未来に思いをはせる。未来の明確なビジョンを持っている。
- コミュニケーション(影響力)…自分の考えを言葉に表すのが得意。単なる事実を”物語”に変える。
②資質を分析し、理解する
自分が持っている「資質」を知ったあとは、具体的になるように、過去の経験を絡めて分析します。
過去の経験を振り返ることで、知らず知らずのうちに「資質」を発揮していたことに気がつくからです。
ここでは私の診断結果を用い、分析していきます。
1.収集心
これは真っ先に出ると思ってました。昔から収集癖があるからです。
物品はおろか、新聞の切り抜きでスクラップブックを作ったり、旅先のポストカードを集めたり。
小説や物語以外の本を読むときは、そばにメモ用紙とペンを必ず用意。気になったことをどんどんメモし、あとでノートに清書するようにしています。一冊の本から重要な点だけを抜き出して凝縮し、オリジナルのノートを作るのが大の得意です。
2.社交性
人間が大好きで、物怖じせず知らない人にどんどん声を掛けます。
特に旅では、この資質が顕著に現れます。一人旅が多いから旅先で誰かと仲良くなりたいのか、誰かと仲良くなりたいから一人旅が多いのか、どちらかわからないくらい。
お酒の文化が強く、誰とでも仲良くなるのが得意な高知の県民性もあるかもしれません。
また、友達同士を紹介し合い、仲良くなってくれると嬉しみを感じます。
3.最上志向
これってみんな当たり前なのかと思ってました。何をしているときも、「このままじゃだめだ」と感じています。「ストイック」という言葉が合うのかも?
しかし時にはそれがプレッシャーになり、自分で自分を追い詰めすぎてしまってしまう恐れのある資質です。
4.未来志向
これも無意識だったんですが、言われてみれば常に未来のことを考えています。「将来はこうなっていたい。それを実現させるためには明日から…」とかそんなことです。
もっと小さいことで言えば、昨日のことを思い出すよりも、明日の予定を立てる、とか。
5.コミュニケーション
「文章を書くのが得意」で始めたブログですが、この資質のおかげだったようです。
例えば、”旅先でご飯を食べた”という単なる事実でも、私の中では一つの大きな物語なんです。そのお店にたどり着くまで、お店に並んでいるときに出会った夫婦との会話、ご飯の味、店員さんとのやり取り、帰り際の満足感、など。
単なる一つの事実にもストーリーがあると考え、それを自分の言葉で表現するのが大好きです。
このように、自分の”当たり前”が実は独自の強みだったりすることもあり、まずはそれに気付くことが才能を見つける第一歩です。
- 情報を集めるのが得意
- 人を巻き込むのが得意
- 常に向上心を持っている
強みとは反対に、弱いのは実行力と人間関係構築力。
自分と他人の進歩の度合いを比べる競争性や、意見の一致を求める調和性が下位にあるのは、自分でも頷けます。
しかしこれらの弱みは、他の得意な誰かにやってもらうことで解決すればいいのです。
③資質を活かす行動を考える
オリジナルの分析ができたら、次はいよいよ「資質」を活かす今後の行動を考えていきます。
1.収集心
- 単に情報をインプットするだけでなく、積極的にアウトプットしていく
- 無意識に集めているものに気付き、専門家の道を進む
- 得た情報を活用し、他の人の利益になるように使う
インプットが得意ですが、できるだけそれと同じ速度でアウトプットしていくことを意識していきます。
2.社交性
- 意図的に知り合いのネットワークをつくる
- 自分のことを知ってもらいたいのなら、まずは相手の情報を知り心をつかむ
- 控えめな人たちを打ち解けさせる手助けをする
もっとたくさんの人と出会いたいので、コミュニティに積極的に入るなど、自分で行動していきます。
3.最上志向
- 自分の強みを見つけ、技能に磨きをかけたり新しい知識や情報を得る
- 自分の長所を見つけていたり、夢に向かっている人と一緒に時間を過ごす
私と同じように、平均以上を求めている人や、夢のある人と行動・時間を共にするようにしていきます。
4.未来志向
- 未来に対する自分のアイデアを書き留める時間をつくる
- 想像力の糧となるように新しい知識を得る
- 他の人の未来も予測して、想像させる手助けをする
新しいアイデアは新しい知識や情報から生まれるので、もっと知識を取り入れ、思いついたものはどんどん書き留めていきます。
5.コミュニケーション
- 知識や専門性を身につけたり話や言葉を集めて、伝える練習をする
- 聞き手の反応を見て観察し、伝え方を磨く
印象に残るような言葉や言い方を研究し、他の人に伝える練習をしていきます。
④資質上位5位の行動をまとめる
最後に、上位5つの「資質」を意識した行動をまとめます。
- 収集心
- 社交性
- 最上志向
- 未来志向
- コミュニケーション
知らない人とどんどん出会い(2.社交性)、より多くの情報を集め(1.収集心)、自分の言葉で人々に伝えながら(5.コミュニケーション)、未来のビジョンをより明確にし(4.未来志向)、技能を磨いてレベルアップする(3.最上志向)。
本やオンラインの資質のページは、ちょっと難しい言葉を使っていると感じる部分がありました。
自分なりに噛み砕き、オリジナルの行動に変換すると、具体的になってわかりやすいですよ。
ストレングスファインダーで才能を開花する方法まとめ
ストレングスファインダーを用いて、あなたの才能を開花するには、
- 自分の持っている「資質」を知る
- 「資質」を分析し、理解する
- 「資質」を活かす行動を考える
- 上位5つの「資質」の行動をまとめる
という4つのステップを踏みましょう。
この本によると、「多くの才能は未開発のまま」だそうです。
せっかく持っている才能なのに、開花しないなんてもったいないと思いませんか?
できるだけ早く自分の強みに気付き、それを伸ばすために行動を起こしましょう。
「自分らしく生きる」には、「自分を知る」からですよ!
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