こんにちは、安田ケリー(@kry_ysd)です。
母が図書館で借りてきた本の中に、「かわいくおごられて気持ちよくおごる方法」という、はあちゅうさんの著作があって驚きました。
「はあちゅうさんって人は知らないけど、タイトルがおもしろそうだったから借りた」という母。
SNSやブログにとどまらずテレビでも大活躍しているはあちゅうさんは、その存在を知らない人をも惹きつける力の持ち主。私も例にもれず、惹きつけられた中の一人です。
今回は、彼女の著書「半径5メートルの野望」を読んで感じたことを書きます。
はあちゅうさんとは?
まずは、この本の著者である「はあちゅう」さんを、簡単にご紹介します。
はあちゅう
1986年生まれ。幼少期を香港、シンガポールで過ごす。
慶應義塾大学法学部在学中に友人と企画した期間限定ブログが書籍化されたことを
きっかけに媒体を横断した発信を開始。
卒業旅行は企業からスポンサーを募り、タダで世界一周を
敢行した。卒業後、電通、トレンダーズを経てフリーに。
「疲れた日は頑張って生きた日 うつ姫のつぶやき日記」
「半径5メートルの野望」「言葉を使いこなして人生を変える」
など著作多数。noteで継続している月額課金制マガジンや
有料オンラインサロンも好評。ツイッター、インスタグラム @ha_chu
私のように、ブログや記事を書いている人なら知らない人はいないくらい、「自分の好きなこと」で人生を切り開いたブロガー兼作家さんです。
ポイントは、「ライター」ではなく「作家」という点。
はあちゅうさんは、「ライター=誰かの意見(自分以外に取材)を書く」、「作家=自分の意見を書く」という定義を提示しています。
私がはあちゅうさんに憧れを抱いているのは、この定義があるからでもあります。
著書「半径5メートルの野望」
そんなはあちゅうさんの著書「半径5メートルの野望」は、2015年に初版、2016年に文庫本で完全版として出版されました。
内容(「BOOK」データベースより)
なりたい自分と思い通りの生活を手に入れるには?世界一周、就職、起業、そして小説家…、夢を常に叶え続ける著者・はあちゅうの答えは「自分の半径5メートルを探して見つけた小さい野望を少しずつでいいから育てるべし!」。迷えるあなたの人生をきっと変える極辛人生指南、文庫完全版で登場!
まず気になるのは本のタイトルですが、「半径5メートル」というキーワードには、こんな意味があります。
自身を含めた多くの同世代が、自分の身の周りの「半径5メートル」圏内の日常にしか興味がないこと、そうだとしても、自らその小さな世界を充実させていくことこそが大事。
自分の日常の半径5メートルに意識して集中することなら、そんなに難しくないはず。SNSが広がった今の時代だからこそ、隣の人の半径5メートルと自分の半径5メートルを融合させていくことで、自分の行動範囲・興味分野、つまり自分の「世界」をどんどん広げていくことができるのです。
中を読んでみると、グサグサと刺さる言葉がたくさんあったので、特に感銘を受けた名言をご紹介します。
夢を叶えるには「ノリを良くする」ことが不可欠
夢がどんどん叶う人の共通点は、欲望に素直で我慢をしないこと。行きたいと思った場所にすぐに行く、やりたいと思ったことをすぐにやる。
「ノリを良く」というのはつまり「行動力」で、これは私がこれまで唯一胸を張って取り柄だと言ってきた能力です。
おかげで過去の経歴はかなりメチャクチャですが、この言葉を読んで、「これは自分に素直に生きてきた証だ」と自信が持てるようになりました。
また、はあちゅうさんはこうも言っています。
「とにかくやってみる人」と「なんとなくやらない人」との人生の差はどんどん広がる。「やってみて合わなかった」の方がいい。
気になったことにはとにかく一度手を出してみるという行動力は、必ず自分を成長させます。
10代の頃の行動力はいささか行きすぎたものもありましたが、今は今なりに行動力を保っていきたいです。
今いる場所が自分の居場所
夢を叶えるために、まずは具体的なイメージを持つこと。そして明日でも明後日でもなく、「今日から」自分の意識と行動を変えること。
「人生を変えたい」「こうなりたい」という思いがある人は、叶ったところばかりを想像している。
その夢を叶えるまでの過程を同時にイメージするのがポイントだ、ということを書いた言葉です。
将来なりたい自分を常に想像するのは常日頃でしたが、それに至る過程はあまり考えていなかったことに気づかされました。
叶えるための行動をしない限り、その想像は妄想でしかないんです。
英語がペラペラになりたいなら、今日から勉強を始める。
有名なブロガーになりたいなら、今日からブログを書く。
どんな想像をしても、結局は「今いる場所が自分の居場所」。ここからどういう風に動いていくかが大切です。
好きな仕事なら、お金に換える方法を考える
仕事と趣味の違いは、同じことをして「お金をもらう」か「お金を払う」か。
好きなことで生きていきたい人は、お金に換える方法を考えなければならない。
自分が提供できる技術・能力に対して人からお金をもらうことで初めてプロになる、ということが書かれています。
誰しも、好きなことには多くのお金と時間を掛けられますよね。
逆に、「好きなこと」とは、あなたが他の事柄よりも多くのお金と時間を掛けているソレです。
その掛けたお金と時間で得られるものがいわゆる「スキル」と呼ばれるもので、これをどうやったらお金に換えられるかを考えないと、「仕事」にはなりません。
これを読んだとき、いくら記事を書いていても、お金に変わっていないうちはまだ「趣味」なのだということに気づかされました。
自分に置き換えて読んでみよう
はあちゅう著「半径5メートルの野望」は、自分自身を見つめ直すことができる本です。
- 今の仕事・生活に違和感がある
- 自分には何ができるだろうかと考えている
- 叶えたい夢がある
こんな人に読んでほしい内容となっています。
はあちゅうさんの経験を自分の過去に置き換えながら読めるので、ひとつひとつの言葉がストンと胸に落ちるのが魅力。
この本を読むだけでは何も変わりませんが、変えていくための行動ができるきっかけにはなるはずです。
自分の半径5メートルを充実させましょう!
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