こんにちは、安田ケリー(@kry_ysd)です!
皆さんは、「高知県」と聞いて何を思い浮かべますか?
坂本龍馬、カツオ、桂浜、よさこい、きゅうり、トマト、ナス、アイスクリン…
名物はたくさんありますが、今回ご紹介したいのは、高知の酒文化についてです。
高知県民安田
えげつないです。えげつないのです。言い訳させてください。
飲酒量が毎年全国1位の高知県
もう長い間悩み続けているんですが、お酒が一向に辞められません。
「肝臓大丈夫そ?」「高知県民が何言ってんの?」「甘えんな!飲め!」と思った方々は、とりあえずこの資料をご覧ください。
見てお分かりのように、我らが高知県は他の都道府県にはない血塗られた赤で塗りつぶされていますね。
これは飲酒費用の都道府県別ランキングで、このドス黒い赤色は日本全国で第一位だよ!というのを表しています。
上の画像の引用元であるこちらの資料によると、飲酒費用が最も多い高知県は38,910円(記載がありませんが1ヶ月の平均だと思われます)で、全国平均の2.2倍です。(「年による変動が考えられるので2012年から2016年の平均値をとっている」との記載あり)。
次に、こちらをご覧ください。
またもや高知県の色が真っ赤っかです。
これはビール消費量の都道府県別ランキングで、高知県は第2位(ビール消費量[2016年第二位 高知県]より)。
さて、私が何を言いたいかわかるでしょうか?
酒好き安田
私が悪いのではありません。生まれも育ちも高知県、さらに両親もそのまた両親も高知県出身だという生粋の高知県DNAは今更書き換えようもないのです。
それにしても、全国で堂々の第一位に輝いた(輝いてしまった)高知県民、どうしてそんなにたくさんお酒を飲むのでしょうか?
飲酒歴ウン十年、「二度と酒飲まん」が口癖の高知県出身安田が解説します。
高知に伝わる秘技「返杯」
高知県には、独特のお酒の飲み方があります。
名を返杯(へんぱい)といい、古くから高知県に伝わるお酒の飲ませ合いの風習です。
その返杯のルールを、簡単に説明します。
- 相手に「返杯」と声をかけ、自分のグラスのお酒を一気に飲む
- 空いたグラスを相手に渡し、自分が飲んだ半分の量のお酒を注いであげる
- 相手は「いただきます」と声をかけて一気飲み
- 「ごちそうさまでした」と言ってグラスを持ち主に返し、元のようにお酒を注いであげる
相手に渡す前に飲み口を拭いて〜とか礼儀作法がもっとありますが、ざっくりとした流れはこんな感じ。
日本酒でも焼酎でもビールでも、「返杯」と言われたら相手と同じ種類のお酒を飲まなくてはいけません。「返杯は断れない」、「一気に飲み干す」というのがルールです。
高知県民安田
酒好き・人好きな高知県民のコミュニケーションの取り方ですが、もちろん泥酔者は続出。
しかし、これはいじめや攻撃ではなく、あくまで「返杯を多くもらう人は人気者」というポジティブな思考なのです。
輪の中に誕生日の人がいようものなら、その人が当然一番の格好の餌食人気者!
結婚式の新郎なんて、たくさんのお祝い攻撃返杯を受け、二次会ではもう潰れてます。
挑まれようものなら立ち向かってしまうのも、負けん気が強い高知県民の性。途中でお水をもらう人も、私の周りにはほとんどいません。
そりゃあ胃カメラによる診断で「胃年齢が50歳で荒れてるどころじゃなくただれてる」と言われるのも頷けます。(当時実年齢22歳)
(返杯で開いたビールたち ※普段の飲み会)
暖かい地域の人はお酒好き
冒頭で紹介した図を見ると、沖縄県もビール消費量が全国的に多いですよね。
私がこれまでに訪れたフィリピンやタイ、ベトナムの人々もお酒が大好きなようで、町中の至る所で片手に瓶ビールを持っている姿を目撃しました。
このことから、気温が高い地域の人はお酒を飲むのが好きなのではないかと考察します。
実際、暑い夏の日に飲むキンキンに冷えたビールは格別ですよね。
こちらの調査でも、「夏になるとお酒が飲みたくなる機会が増える」と回答した人が約53%でした。
結論、高知で飲むお酒は楽しい!
以上、高知県民が飲酒を辞められない言い訳理由をご紹介しました。
コミュニケーションツールでもあるお酒は、人好きな高知県民にとって必要不可欠です。
返杯することで初対面の人ともすぐに仲良くなれるし、仲良くなればさらに楽しくなるし、飲み過ぎると次の日に差し支える以外は良いことずくめです!
高知に来たら、ぜひ高知県民と一緒にお酒を飲んでみてくださいね。
高知県での飲酒の様子をYouTubeで公開中!
高知のゆかいな仲間たちをよろしくお願いします!
スポンサーリンク