こんにちは、オーストラリアでワーホリ中の安田です。
前回、西オーストラリア州のドニーブルックでのハッピーキラキラファームジョブライフについて書きました。
実は、この記事を世に大公開した日はすでに、そのハッピーキラキライージープラムピッキングライフにはとっくに終止符を打ち、ドニーブルックからもとっととエスケープ。
現在はなんと、そのドニーブルックでできたマブ(※マブダチの略。1970年代後半から流行した言葉で、「親友」のような意味。尚、1970年代後半に安田はまだこの世に存在せず)とともに、(そのマブが手を上げて)ヒッチハイクしながら共同生活をしております。
言いたいだけ安田
というわけで、今回から「オーストラリアdeヒッチハイク旅シリーズ」として、そのマブとの奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外なヒッチハイク生活を、このわたくし安田のやんごとなき文章力を以ってありのままに書き綴ってゆくことにしました。
もりもりとは誰ぞや?
ドニーブルックでできたマブ、名前は「もりもり」。仮名のさらに仮名ですが、れっきとした(?)日本人男性です。
文章力において右に出るものはいないやんごとなきわたくしですが、絵心はゴミクズWiFiよりもゴミクズなため、似顔絵を描くのは諦めました。天は二物を与えません。
でもせっかく描いたので載せておこう。成仏しやがれ。
(リアルに30回くらい描き直した。お花かわいい)
よって、今後もりもりを表すのは以下の写真となります。
出会った当初にもりもりが着用していた帽子です。本体とも言う。
俺がもりもりだぜ!
「ドンタコス」は、高知にいる安田のお世話係(弱冠二十歳)が、ビデオ通話で初めてもりもりを見たときにつぶやいた言葉であります。採用!
もりもりとの出会い
もりもりとの記念すべき出会いは、灼熱の太陽が燃えたぎる2月半ば(オーストラリアは真夏)。ドニーブルックに引っ越して初めての日曜日のことです。
ワークホステルの庭先で前髪を振り乱しながら英語の勉強に勤しんでいたところ、外界に通じる唯一のドアから日本人と思しき男性が来訪。
歴約8年にものぼってしまった元ベテランお局キャバ嬢安田、新規客の席につく要領で早速声を掛けてみました。
一番長い源氏名は“めろ”安田
ドンタコス
営業スマイル安田
これがもりもりとの記念すべき初対談です。
庭先だったので場内交渉はしませんでしたが、フリーの席が他に無かったので英語のレッスン終了後に再びもりもりの席に戻りました。連絡先はちゃんと交換したので今後しっかり営業して育てていきたいと思います。目指せドニーブルックNo.1キャバ嬢!
そんな感じでのっけからようしゃべってたもりもり、グッドWiFiを求めてめでたくこのワークホステルに入居。このとき彼はまだ、数日後からこの先未来永劫わたくし安田のお守りをしなければならなくなることを知りません。ウケ。
ブロガー/動画クリエイターである安田の作業スペースとなっていたリビングのソファにもりもりも落ち着き、お互いの作業の合間に対談を重ねました。
その対談で得たもりもりの情報がこちら。
- ようしゃべる
- 日本での仕事の関係上、WiFiがないと詰む
- ようしゃべる
- 安田と同い年
- 一人称は「僕」
- 右腕がGoPro
- ヒッチハイク経験あり
- ようしゃべる
- 口から生まれたか?
- 安田の呼称がなかなか定まらず、「安田」「安田氏」「安田大サーカス」を経てようやく「ケリー氏」に着地
- 舐め回したか?ってくらいご飯食べたあとの皿が綺麗
- 「パプア・ニューギニア」を「ニューギニア」と略す
- もっかい聞くけど口から生まれたか?
そう、彼は伝説の口から生まれたプロヒッチハイカーだったのです。
このドニーブルックにも、ヒッチハイクでたどり着いたとのこと。
TOEIC700点安田
もりもりからの重大発表
そんなもりもり、出会って間もない安田の唐突なギャルテンションに的確に対応するという素晴らしいホスピタリティスキルを発揮。地元高知以外におもろい奴はおらんと諦めていた安田、感動!マブに認定してあげました(勝手に)。
毎晩のように対談を重ね(口から生まれたウチラ)、夜中に二人でBBQに出かけ(ここでさらに距離縮まった感あるよな!せやろ工藤!)、昼間には一緒にピザを作り(アラサー2名、人生で初めてオーブンを使用)、なんと近所の公園に朝から繰り出して全力で遊ぶほどの関係(これはかなりのステータス!)へと成長!ここまできっかり1週間です。
(ウチラが錬成したピザ(のようなもの))
そんな青春の日々を送っていた中、もりもりのファームジョブ1週間目の日曜日。
バッセルトン(Busselton)観光から帰宅したもりもり、私の顔を見るやいなや(今思えば何故か)ヘラヘラしながらこう言い放ちました。
もりもりヘラヘラ
さっき起きて頭が回らん安田
いやアンタさっき楽しそうに「ビールの試飲♪」ゆうて写真送ってきてましたやん。何事。
聞けば、ファームジョブ初日にリンゴのピッキングを任されていたもりもり、赤いリンゴを採ってねと言われていたのにしつこく青いリンゴを採っちゃってたとかなんとかで色盲を疑われ、検査を受けさせられたそう。
ネムイ頭フル回転安田
色盲疑いもりもり
低血圧安田
そして彼は尚、関東のイントネーションでこう続けます。
関東系もりもり
グッドWiFiを求めて三千里、リンゴとグレープのピッキングをしてたった3日の【超爆速退居】であります。
(もりもりの名誉のために彼の成果もお見せしておこう)
しかし予知能力保持安田、こんなことでは驚きません。彼のこれまでの経歴を聞いて、こうなることはすでに想定済みだったからです。
まあこれまでオーバーリアクションを心がけざるを得なかった元キャバ嬢でもあるので、一応驚いたフリもしておきます。
職業病安田
するとマブのもりもり、マブの私にこう言いました。
色盲検査満点もりもり
自分でもアホやと思うんですが、こんな風に煽られるとつい「やったるわい!!!!!!」となってしまうのが、行動力にかなりの定評があるわたくし安田大サーカス(ほんまにアホ)。
このあと結局彼とヒッチハイク旅を繰り広げる決断をするわけですが、実は「あ、ついてこかな」と思ったきっかけが、もりもりのこの煽り発言でした。へへ。
とはいえ多忙を極める売れっ子ヒッチハイカーのもりもり、日本での仕事の関係で、もう1週間はここでの滞在を検討しているとのこと。
「早く移動したい、けど仕事のために止むを得ない、けどやっぱり早く移動したい」。そう悩むもりもりに、こちらも負けじと1週間滞在のメリットをプレゼンします。
演技派安田
その口説き文句に心打たれたのか、はたまた現実問題である仕事のことを考えたのか(まあ絶対前者)、もりもり、もう1週間ここに残ることを決定。
明日にでも出て行くと言われれば指をくわえて見送ることしかできませんが、1週間猶予があるとなればこちらの選択肢も増えます。ぐふふ。
全然関係ないですが、この茶番時に食べていたジンジャークッキーは思てたんと違う味だったので、もりもりを始めいろんな人に押し付けました。供養。
(しっかりショウガの味がした本場の(?)ジンジャークッキー)
安田の決断〜私がドニーブルックに来た理由〜
もりもりの唐突な重大発表を受け、自分自身の今後のオーストレイリアンワンダフルワーキングホリデープランを今一度考えてみました。
冷静になった安田
悩みに悩んで約数分、最終的に出てきた自問は「どっちの方がワクワクするか?」。
真剣安田
ドニーブルックを出ても後悔しないけど、もりもりと一緒に行かなかったら後悔する気がする(なぜだろう)。
そして、あのときついていけばよかったとは思うかもしれないけれど、ついてこなければよかったとはきっと思わない。にんげんだもの。やすだ
もし仮に本当についていったとして、何がどうなってもすべての責任はその決断をした自分にあるわけやし。うん。ついていこ。
縁とか信じるタイプ安田
そうして出した自分の答えが間違っていないかを一応確認すべく、ワーホリ開始後すぐにケアンズで出会い、エアでのパンプキンファーム時代を一緒に戦い抜いた(とは言い難いが)初代マブに電話。
ざっくり説明して自分の考えを述べると、彼女は間髪を入れずにこう言いました。
「行っちゃいな行っちゃいな!アンタが楽しい方行っちゃいな!」。
感動安田
そういうわけで、超イージーなプラムピッキングキラキラビューティーライフよりも、壮絶な戦いとなることが目に見えているGOGO!もりもりとナチュラルハイなクレイジーヒッチハイクライフ〜ウチラ、マブじゃん?〜の方を選択!
ワクワク安田
なぜか蚊帳の外もりもり
こうして、私ともりもりの愉快なヒッチハイク共同生活が幕を開けたのです。
次回、ウチラの壮絶マヂキチ地獄ライフまちがえたウキウキハッピーヒッチハイクライフスタート!トランポリンわーいわーい!
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